100年前まで病気じゃなかった「高血圧」。人類が血圧を下げるキッカケになった「レニンの発見者」はノーベル賞の創設者の一人。

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100年前までは健康に良かった「高血圧」

1900年頃までの医学では「高血圧」は健康に良いものとされてきました。

傷ついた臓器の血流を維持するのに、高い血圧が必要だ

と100年前の医者たちは高血圧は体に良いものだと考えていました。

人類が血圧を下げるようになったキッカケとなった「レニンの発見」

アメリカの医学会も保険会社も1910年ごろには「血圧が高い人は死亡率が高い」と発表するようになりました。

1900年以前の医学
1900年以降の医学
  • 高血圧は健康に良い
  • 傷ついた臓器には高血圧で血液を流す必要がある
  • 高血圧は不健康
  • 高血圧の人は致死率が高い

高血圧が健康に悪いと「医学業界」の考えが180度変換した1900年ごろに、高血圧の原因物質「レニン」が発見されました。

1898年に「レニン」というタンパク質を分解する酵素を「Robert Tigerstedt」が発見しました。

この「レニン」そのものには、血圧を上げる効果はありません。

レニンが血液中のタンパク質を分解する酵素で、レニンが分解したタンパク質が血圧を上げることが、のちの研究で明らかになったそうです。

出典はこちら

このレニンの研究は今でも続いており、高血圧の薬「ACE阻害剤」は今でも高血圧治療の主流です。

レニンの研究は、高血圧の歴史と言っても良いでしょう。

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ウサギの腎臓をウサギに注射して、血圧を上昇させた「レニンの発見者」

高血圧研究の偉人を書いた本「高血圧研究の偉人達 (荒川規矩男編集、先端医学社)」の「レニンの発見者」について記述を紹介したいと思います。

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レニンの発見者は「ロバート・タイガーシュテット(Robert Tigerstedt)(1853 – 1923)」です。

タイガーシュテット(Tigerstedt)はウサギの腎臓をウサギに注射し、血圧を上昇させました。

ウサギを解剖して腎臓を取り出し、

その腎臓の抽出物をウサギの体内に注射する実験の発想はどこから来たのでしょうか。

Tigerstedtはウサギの腎臓をウサギに注射し、血圧を上昇させました。そして、活性物質は皮質に多いことを突き止めました。また、その物質が水溶性で、非透析性で、熱、アルコールで不活化されることも見いだし、レニンと名付けました。

引用元:日々不穏 » 高血圧研究の偉人達

タイガーシュテット(Tigerstedt)のレニン発見に直接影響を与えたのが「ブラウン・セカール(Brown-Sequard)」だったそうです。

「ブラウン・セカール(Brown-Sequard)」はモルモットの精巣を自分の体に注射して、精力が回復したと発表した人物です。

高血圧の薬の研究である「レニンの研究」は、ウサギの腎臓をウサギに注射したタイガーシュテット(Tigerstedt)の研究が始まりです。

ノーベル賞の創設委員会だった「タイガーシュテット」

タイガーシュテット(Tigerstedt)のレニンの発見によって、人類の高血圧の薬の研究が始まりました。

タイガーシュテット(Tigerstedt)とは、どのような人物なのでしょうか?

タイガーシュテット(Tigerstedt)のWikipediaは「英語版」のページしかなかったので、自動翻訳ソフト「DeepL」で自動翻訳してみました。

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ロバート・タイガーシュテット
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用

ロバート・アドルフ・アルマン・ティガーシュテット

1853年2月28日生まれ
フィンランド、ヘルシンキ
1923年2月12日没
(69。。 ?? )。。。。。
フィンランド、ヘルシンキ
国籍 フィンランド
母校 ヘルシンキ大学
レニンの発見で知られる


フィンランド生まれの医学者、生理学者。1898年、ストックホルムのカロリンスカ研究所で、弟子のペール・ベルグマンとともにレニンを発見した。レニンは、血圧、塩分、水分の恒常性を調節するレニン-アンジオテンシン系の構成成分であり、重要な治療標的である。タイガーシュテットは、教育者、作家、社会運動家としても知られています

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

レニンの発見
1898年、TigerstedtとBergmanは、ウサギの腎臓の抽出物を作り、ウサギに注射しました。彼らは、ごく少量の抽出物でも血圧(おそらくルートヴィヒのキモグラフで測定)が上昇することを観察した。
彼らは、「レニン」と呼ぶ物質が、腎皮質の抽出液や腎臓からの静脈血には存在するが、尿や腎髄質の抽出液、腎臓に供給される動脈血には存在しないことを示した。さらに彼らは、レニンの加圧効果は、無傷の神経系を必要としないこと、心拍数の変化を伴わないことを明らかにした。そして、レニンは血管収縮を引き起こすが、そのメカニズムは不明である、と結論づけた。この疑問は、1930年代にハリー・ゴールドブラット、アーバイン・ペイジ、エドゥアルド・ブラウン・メネズらの研究が始まるまで未解決のままだった。

タイガーシュテット(Tigerstedt)は、アルフレッド・ノーベルの友人です。

タイガーシュテット(Tigerstedt)はノーベルの遺言の実現を依頼され、ノーベル賞の創設に関わった人物です。

ノーベル賞委員会

タイガーシュテットはアルフレッド・ノーベルの友人であり、ノーベルの死後、タイガーシュテットとカール・メルナーはカロリンスカ研究所からノーベルの遺言の内容を実現するように依頼された


1901年にタイガーシュテットはノーベル賞の創設委員会に選ばれた。

タイガーシュテットはルードヴィヒの研究室に訪れた際にパブロフの仕事を聞いており、イワン・パブロフを受賞に推した。タイガーシュテットはロシア語ができたので、カロリンスカの実験生理学の教授であるJ・E・ヨハンセンと共にサンクトペテルブルグに派遣され、パブロフと彼の研究室を訪問した。これが、その後のタイガーシュテットとパブロフの長い友好関係を固めることとなる。タイガーシュテットは1904年に再びパブロフをノーベル賞に推薦し、今度はパブロフの推薦が成功し、彼はノーベル生理学・医学賞を受賞した。

ノーベル賞はアインシュタインの嘘を隠蔽するために創設されたものであることがRAPTブログで解明されています。

ノーベル賞のノーベル・アルフレッドの友人だったタイガーシュテット(Tigerstedt)のレニンの発見も嘘の可能性があります。

「血圧170」でも高血圧じゃなかった1999年

高血圧の基準は一気に引き下げられて、今では血圧140でも「高血圧患者」になります。

出典元はこちら

日本の高血圧患者は4300万人。高血圧の薬の売り上げは1兆円。

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高血圧の9割は原因不明

日本人の高血圧の約90%は、原因のはっきりしない本態性高血圧といわれています。

本態性高血圧と言われる「高血圧」の原因は、はっきりと解明されていません。

実はよく分かっていない「高血圧のメカニズム」

国際高血圧学会に高く評価されるタイガーシュテット

タイガーシュテット(Tigerstedt)の研究の業績は生理学・医学会でも高く評価されていたそうです。

レニンの発見者「タイガーシュテット」の名前がついた賞「ロバート・タイガーシュテッド生涯功労賞」を、国際高血圧学会が1974年に創設しています。

受賞と栄誉
1919年に「生理学、呼吸器の構造、栄養に関する研究」で、1923年に「Die Physiologie des Kreislaufes」(「血液循環の生理学」)でそれぞれ1度ずつノミネートされたが、いずれも落選した。1882年と1889年にはスウェーデン科学アカデミー賞にノミネートされ、1890年には同アカデミーの会員になった。また、1894年と1899年にはスウェーデン科学アカデミー賞を受賞し、1900年にはスウェーデン科学アカデミーの名誉会員に招待された。フィンランドでは、1919年にエンゲルスカ・レカレスカペティンの名誉会員に選ばれた。1916年には、パリで開催された国際生理学会議の議長に選出された。1919年にはレオポルディナ科学アカデミーからコテニウス・メダルを授与された。また、ヘルシンキ大学(1907)、クリスチャニア大学(1911)、ダブリン大学(1912)から名誉博士号を授与された。1989年には国際生理科学連合がヘルシンキで100周年記念式典を行った。同組織の創設者の一人であるタイガーシュテットを記念して、タイガーシュテットとラグナール・グラニット(1967年ノーベル生理学・医学賞受賞者)のシルエットに心臓とタイガーシュテットの血流計を描いたフィンランド郵便切手が発売された。

同名の賞
国際高血圧学会は1974年から2年ごとに「高血圧の病因、疫学、病理学、治療に関する優れた業績をあげた個人、人物、機関」に「ロバート・ティガーシュテッド生涯功労賞」を授与している。 また、フィンランド高血圧学会は、レニン-アンジオテンシン系分野の著名な研究者に「ロバート・タイガーシュテット特別科学者賞」を授与している。

血圧を下げるほど脳梗塞になりやすい

血圧が下がると、

血管の詰まりを押し流す力がなくなり、

脳の血管が詰まり脳梗塞になるリスクが高まります。

出典はこちら

血圧を上げると、血管の詰まりを押し流すので脳梗塞になりにくいです。

意外に聞こえるかもしれませんが、実は高血圧ほど健康に良いのです。

「減塩」するほど不健康

「減塩」と「高血圧」は無関係です。

「塩分」は脳と体を動かすために必要不可欠な栄養素であり、

「減塩」するほど脳も体も機能せず不健康になることもRAPT理論で明らかになっています。

「塩分のとりすぎ」で高血圧になるのでないかと塩分を控える必要はありません。

塩も醤油も味噌もかけて、塩気のある美味しいものを食べて下さい。

この記事を書いた人

30歳
仙台在住のアラサーUber
夢は世界を救うヒーローです!
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